書評総合

読み方を学び、文学と出会いなおす『クリティカル・ワード 文学理論』

「文学」に興味がある人に、強くお薦めする。『クリティカル・ワード 文学理論』は2部構成となっており、どちらから読んでも得るもの大。一つは、「基礎講義編」、現代文学の第一人者の小論を、腰据えて読む。テーマは「読む」「言葉」「欲望」「世界」とあ...
小説の書評と感想

ばらばらになった心を縫い合わせていく小説「エンディングドレス」

蛭田亜紗子「エンディングドレス」を読みました。夫に先立たれた麻緒は、後追いをしようと準備を進めます。ロープを買うために立ち寄った手芸店で見かけた「終末の洋裁教室」のポスター。「春ははじまりの季節。さあ、死に支度をはじめましょう。あなただけの...
小説の書評と感想

鬼滅の刃21巻 不死川兄弟 時透兄弟 継国兄弟

『鬼滅の刃』21巻は兄弟だらけ。げんやとさねみで泣かされ、無一郎有一郎で泣かされ、「戦国こそこそ話」の縁壱巌勝でうーん……となった。盛りだくさんな一冊。表紙カバーをぺろっとめくったところのたまよさまとゆしろーにも泣かされるし。物語の間のオマ...
書評総合

図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

・図解 渋沢栄一と「論語と算盤」 ・斎藤孝 ・フォレスト出版  2024年度上期を目途で発行される新紙幣の1万円札の肖像に使われる渋沢栄一。名前くらいは知っていても、どんな人かと言われると意外に知らないものだ。本書は、彼の生...
書評総合

『石坂洋次郎の逆襲』(講談社) – 著者: 三浦 雅士 – 張 競による書評

『石坂洋次郎の逆襲』(講談社) 著者:三浦 雅士 郷土愛の響きあい 情熱的な作家論 石坂洋次郎は存命中に流行作家と見なされ、いまはすっかり過去の人となった。しかし、著者の見解はまったく違う。石坂は作家としてもその作品も不当に低く評価され、...
ビジネス書の書評と感想

【50%OFF】「外国語学習本フェア」開催中です!

【はじめに】◆今日も週末ということで、朝から非公式のKindleセールのご紹介を。 現在Reader Storeでは、KADOKAWAさんの語学本の電子書籍180冊弱を対象とした「外国語学習本フェア」を開催しており、Amazonもこ...
小説の書評と感想

山田清吉詩集「べと」を読む

 土曜美術出版販売の新・日本現代詩文庫150「山田清吉詩集」より、「べと」全篇を読み了える。 新・日本現代詩文庫の受贈は、先の6月23日の記事、入手した5冊を紹介する(5)にアップした。  アンソロジー詩集の、表紙写真を再掲する。ビニールカ...
ビジネス書の書評と感想

『高城式健康術55 医師が教えてくれない家庭の医学』

「この50年で驚くほどに『食事と環境』が変わってしまった」「その変化に医療が追いついていない」と提唱している本があります。     本日紹介するのは、1964年生まれ、日大芸術学部に在学中に「東京国際 … 続...
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「紙山さんの紙袋の中には 1」江ノ島アビス HJ文庫

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止していますさて、今回紹介するのは江ノ島アビスさんの「紙山さんの紙袋の中には 1」です!ストーリー A内容は、平穏な高校生活を求める小湊波人。入学式の朝...
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深爪して気が散りがちで ブログよりFacebookが楽しかった一日 [日記 2020.7.3]

2020年7月3日(金)の日記。 梅雨の中休みの快晴は残念ながら一日で終了してまた梅雨空に逆戻り。 「来週火曜日くらい、七夕には梅雨明け」という予測も出ていたのだが徐々に尻すぼみに。 まだしばらくは梅雨空が続くのかな。 そんななか、朝の爪切...
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『検事の本懐』(宝島社) – 著者: 柚月 裕子 – 逢坂 剛による書評

『検事の本懐』(宝島社) 著者:柚月 裕子 検察官の本来あるべき姿を活写 昨今、相次ぐ不祥事の発覚から、検察の世界を舞台にした小説、ルポが増えてきた。従来、絶対的正義の実現を標榜し、ある意味で聖域化していたこの組織に、ほころびが出始めたせ...
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HSPを理解して生きやすくなろう [YouTube]

最新のYouTube動画を公開しました! HSPという言葉を知っていますか? Highly Sensitive Personの略です。日本語に訳すと「極度に繊細な人」となります。 一般の人より敏感で繊細な人で、僕自身も診断テストを受けると「...
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366日目の50歳 [note]

noteの継続課金マガジン「立花岳志のブログに書けない本当の話」、新作を公開しました! 50歳という人生の折り返し地点の一年は、僕にとって一生忘れられない一年になりました。 希有な体験をたくさんしたこの2年間をしっかり締めくくることができた...
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『吾輩は猫である 上』(集英社) – 著者: 夏目 漱石 – 林 望による書評

『吾輩は猫である 上』(集英社) 著者:夏目 漱石 朗読と漱石 この四月から、私は、東京エフエムの衛星ラジオで『リンボウ先生の歌の翼に』という番組をやっている(ALLREVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2006年)。私自身が選んだ音源...
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今週のいただきもの:2020年6月28日週

もうすっかり夏ですね。売り場に並ぶゴーヤを見たら、無性にゴーヤチャンプルーが食べたくなりました。ゴーヤは熱帯アジアが原産です。日本には16世紀頃に、中国経由で伝来しました。標準和名は「ツルレイシ」といいます。蔓性であり、ゴツゴツした果実の外...
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甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 シリーズ二作目、薬剤師の毒島さんの活躍が益々、冴え渡る4作... Source: 読書ログ
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『神様のみなしご』(角川春樹事務所) – 著者: 川島 誠 – 江國 香織による書評

『神様のみなしご』(角川春樹事務所) 著者:川島 誠 一人ぽつんと存在する子供たちの物語 海辺に建つ養護施設「愛生園」を舞台に、複数の登場人物が一人称で語りつなぐ物語。語り手は職員や周囲の大人たちではなく、すべて園にいる(あるいはいた)子...
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『三島由紀夫の美学講座』(筑摩書房) – 著者: 三島 由紀夫 – 谷川 渥による解説

『三島由紀夫の美学講座』(筑摩書房) 著者:三島 由紀夫 解説 三島由紀夫の美学、三島美学といった表現が、ほとんど常套句のように用いられる。実際、三島由紀夫ほど「美学」という言葉と結びつけられてきた作家はいない。その場合、「美学」には、三...
絵本の書評と感想

コニーちゃんのピクシー絵本について

JUGEMテーマ:キャラクターの絵本 コニーちゃん(Conni)はドイツのピクシー絵本から誕生したキャラクター。 1992年以来、たくさんのシリーズがつくられています。 コニーちゃんの絵本は小さな子...
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『魂萌え!〔上〕』(新潮社) – 著者: 桐野 夏生 – 豊崎 由美による書評

『魂萌え!〔上〕』(新潮社) 著者:桐野 夏生 これまで冒険といえば、世間知&経験値ゼロの少年少女か、お姫様を救出せんと竜の棲む洞窟に挑む若き騎士か、世界の平和を守るために戦うマッチョなソルジャーなんかがするものでした。で、女、とくに中年...
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『いつも、日本酒のことばかり。』日本酒専門ライター、渾身の一冊!

政府の緊急事態宣言でSTAY HOMEを強いられた日々、楽しみは専ら食事だった。家で晩酌をする機会が多くなると美味しいお酒が欲しくなる。私は日本酒の魅力に嵌った。 著者も日本酒の魅力に取りつかれたひとり。17年前、アルバイト先の居酒屋で飲...
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【悲報】ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』、やはり多くの人生を狂わせていた・・・弁護士「FX等で自己破産をする人の話を聞くと高確率でこの本の名前が…。」 なお作者本人

FXとかで自己破産をする方から聞き取りをしていると,高確率で「『金持ち父さん貧乏父さん』を読み,経済的自由を得ようと思ったのです」みたいなことを言う。この本,エロ本やAVより規制していいんじゃないかと思うくらいに影響力大きいわな・・・...
ビジネス書の書評と感想

【50%OFF】「Kindle小説・文芸フェア」から、当ブログ向きの作品を選んでみました!

【はじめに】◆今日は週末ということで、朝からKindleのセールのご紹介を。 現在アマゾンでは、複数版元のKindle本7000冊以上を対象とした「Kindle小説・文芸フェア」を開催中です。 Amazon.co.jp: 【最大5...
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『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』「正しさ」という思考停止、集団暴走の仕組みを学ぶ

白いシャツにジーパン姿の約250人が室内で足を一斉に踏みならす。「ハイル、タノ」の大声とナチス式敬礼で指導者に忠誠を誓う。屋外に出れば、いちゃつくカップルを集団で取り囲み、「リア充、爆発しろ」と糾弾する。カップルを退散させた「田野帝国」の構...
小説の書評と感想

青木祐子「これは経費で落ちません! 7」を読む

 先の6月29日の記事、届いた2冊を紹介する(13)で報せた内、青木祐子の小説「これは経費で落ちません! 7」を読み了える。リンクより、過去巻の感想へ遡れる。  集英社オレンジ文庫、2020年5月25日・刊。244ページ。このシリーズも巻を...
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今週のニュースはこれを読め!:2020年6月28日週

HONZ代表・成毛眞が気になったニュースをまとめてご紹介。今週のニュースはこれを読め! Source: HONZ
ビジネス書の書評と感想

『コロナショックと昭和おじさん社会』

「社会のさまざまな秩序の中でたまっていたひずみが、物理的にも心理的にも噴き出した。パンドラの箱。そう。コロナが『パンドラの箱』を開けたのです。」と述べている本があります。     本日紹介するのは、千 … 続...
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男の首 黄色い犬

【私にはいわゆる『奇妙な味』的な雰囲気も感じられました】 ... Source: 読書ログ
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仏果を得ず

【文楽は一度も見たことがないのですが】  人形文楽をテーマ... Source: 読書ログ
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SNOOPY COMIC SELECTION 50's/チャールズ・M・シュルツ、谷川俊太郎

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)1950‐1959年のおすすめコミックを収録!!初めてスヌーピーを読む人に。よりぬきベスト版。◆感想 ついに、このシリーズも読み終わってしまいました(´・ω・`) なんとなく英語の勉強をした気分...
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